オールオン4 Q&A

ちょっと待った!

あなたのオールオン4!

正しいトレーニングもせず、また全く異なるシステムをオールオン4と謳っている医院もあるようです。後で損しないための指標にしていただければ幸いです。
あなたが検討しているオールオン4は
ノーベルバイオケア社のものですか?※2
あなたが検討している歯科医院では
抜歯即時荷重の経験はありますか?
あなたが検討しているインプラントの
上部構造はスクリュー(ネジ)止めですか?
あなたが検討している先生の
傾斜埋入の経験は?何本位?
あなたが検討している歯科医院には
オールオン4専門の歯科技工士がいますか?
そもそもオールオン4の
施術経験がありますか?過去の症例数は?
これまでに手掛けた症例を
見せてもらえましたか?
正しいトレーニングを受けていますか?
マロクリニックの正式な提携院ですか?
※1 先生に聞く時はこっそり聞いて下さい。
※2 オールオン4はノーベルバイオケア社の登録商標です。
同様のコンセプトで、Straumann社はPro ArchとNeo Four、3I社はDIEM2というのがありますが、
両者ともエビデンスのある素晴らしいシステムです。

オールオン4 Q&A

安く治療できますか?

安いと言っても片顎約200万円、上下で約400万円はかなりの高額と思われる方もいらっしゃるかと思います。従来の全顎のインプラント治療は40万~50万円/本で8~10本なので300万~500万円かかっていましたので、それと比べれば半分以下で、かなり安価になったと言えるのではないでしょうか?

骨が少なくても出来るって本当ですか?

はい、本当です。
骨が少ない上顎洞や、下顎の神経を避けるため、傾斜埋入と言う技法で対応することが可能です。

上下顎でも1日で出来るって本当ですか?

はい、出来ます。ただし、全てのクリニックが出来る訳ではありません。
All-on-4の最大のメリットは治療にかかる回数と期間の軽減です。それがもたらす安い価格にあります。もし、上下のAll-on-4を上下別々にやると、先ずは相手の凸凹した歯並びに合わせて作らなければならず、後で反対側を作るときに、前のブリッジを整列して再制作しなければなりません。それでは非効率的で、通院回数、手術回数も増え、患者さんの経済的、時間的負担が増します。上下のAll-on-4を、抜歯から仮歯までその日のうちに行えるかは確認した方が良いです

顎の骨が無くとも出来るって本当ですか?

 はい。顎の骨が無くても大丈夫です。頬骨専用のインプラントもあります。
ザイゴマ®というインプラントで対応可能です。高度な技術を要求されますので、施術できる医院は国内でも数える程しかありません

10年保証って本当ですか?

 はい、本当です。
「インプラント治療後の万が一」を保証いたします。転居時も「全国の認定会員の再治療ネットワーク」で保証いたします。 「偶然の事故によるアクシデント」も保証いたします。ご家庭での事故はもちろん、仕事やスポーツ・レジャー中のさまざまな偶発的な事故により生じたインプラント体や上部構造の破折・脱落も、認定会員が無償で再治療を行います。
但し、「定期メンテナンス」をきちんと受けていることが条件となります。
10年保証

手術は痛くないって聞いたのですが本当ですか?

 静脈内鎮静法下で手術を行うことで痛みも極小の手術が可能です。
静脈内鎮静法とは、鎮痛・鎮静などの効果がある薬剤を、静脈内に投与する麻酔法です。静脈内に投与すると痛覚が無くなり、うたた寝やお酒でほろ酔いしたようなリラックス状態になるため、インプラントの治療中に、精神的な苦痛を感じなくなります。静脈内鎮静法は、いわゆる全身麻酔とは違いますから、治療中でも意識が残っています。
 しかし薬の作用のおかげで、治療中に不安・恐怖・緊張といった感情が湧くことは、一切ありません。全身麻酔より体にかかる負担が小さくて済む、手術時間の経過が早く感じられるのも、静脈内鎮静法の大きな特長です。
 実際に、静脈内鎮静法を用いてのインプラント治療を受けた患者様の大半は、「手術中のことを記憶していない」「気が付いたら手術が終了していた」「あっという間で、とても楽な治療だったなどのポジティブな感想を述べられています
 また、腫れを抑えるお薬も点滴しますので、極端な腫れは抑えられます。

 適応が限られますが、近年フラップレス手術(できるだけ歯茎を切らない手術)をする場合が多くなっています。フラップレス手術の時は、基本的に腫れはありません。また痛みもほとんどない場合が多いのが特徴です。但し、適応が限られますので要相談です。

メンテナンスが楽って本当?

 メンテナンスはとても大切です
これはインプラント全般に言えることですが、治療は人工の歯が入って噛めるようになったら終わりというわけではありません。

 実は、本当に大事なのは最終ブリッジが入ってからのアフターケアなのです。All-on-4治療後は、歯科医師によるプロフェッショナルケア(定期検診)とご自身による毎日の手入れが必須です。きちんとした手入れを続けないと、インプラントを長く快適に使うことはできません。
 インプラント、ブリッジを長持ちさせる秘訣は、毎日のお手入れと新しい歯を大事に使うことです。それには始めが肝心です。最初の1年で、新しい歯を長持ちさせるための生活をしっかりと習慣化するようにしましょう。そうすれば10年20年と快適な状態で使うことができます。といっても、入れ歯のような面倒なお手入れは不要です

 普通に歯みがきをし、3ヶ月~半年に1回の定期検診を受けるだけで長期に渡って使用できます。

グラグラの歯が残っていても出来るって本当ですか?

 大丈夫です。全く心配要りません。All-on-4(オールオン4)は、抜歯即時埋入が可能です。
グラグラの歯でも、周りに骨があれば全く問題なく手術ができます

一生持つって本当ですか?

 はい、持ちます。
 但し、あなたが前述の通り、メンテナンスをしっかり守っていただく事が出来れば一生持つでしょう。それでも不幸にして、内科的疾患、例えば糖尿病や骨粗鬆症等になった場合は、脱落するリスクはあります。しかしながら、将来のリスクを考えたら何も出来ません。

 骨粗鬆症に於いても、手術はハイリスクですが、過去の健康な時に埋入したインプラントは大きな問題は無いという報告があります。ですから健康なうちにAll-on-4で、幸せな人生をエンジョイして頂ければ嬉しいです

貴方のオールオン4はCAD/CAMのフレームですか?

 強固なCAD/CAMフレーム付のブリッジでしたら、不適合や割れといったトラブルは発生しません。従って、インプラントが脱落するような事はありません。

インプラント手術後の痛みについて

 手術は万が一のため、必ずライン(静脈確保)をとり点滴をします。その点滴に鎮痛剤も含まれていますので術後疼痛は心配ないレベルと言えます。また内服の鎮痛剤も保険の歯科領域では処方できない医科用の持続性のある鎮痛剤を処方しておりますので、術後の痛みを訴える方はほとんどおりません。 それでも心配な方は、翌日にも点滴にいらしていただく事は可能です。

術後の腫れについて

 「フラップレス手術」ではあれば腫脹はほとんどありません。しかし、切開して縫合する通常の手術になれば、腫れは多少なりともあります。ただし、2~3本のインプラント埋入であれば、腫れも気になる程ではありません。 抜歯即時のオールオン4になりますと、術後に腫れる場合があります。その場合、翌日よりも翌々日が腫れのピークとなる事が多いです。 腫れた場合は、患部に冷やしたタオルなどを当ててください。お菓子や食品についている固形ではなく、ジェル状の柔らかい保冷剤も使えます。氷の場合は直接患部に当てないでください。冷えすぎて血行が悪くなり、治りが悪くなる事がありますので注意してください。 ただし、室温が25℃を超える場合には術後から冷やした方が良いです。逆に25℃を超えないように室温を設定するよう医院側の配慮が必要です。

腫れないように「フラップレス手術」でお願いしたい

 「フラップレス手術」は様々な条件を満たした場合にしかできません。全ての症例に出来るわけでは無いと覚えておいてください。私の過去のデータでは208本/14,567本(1992年~2018年)と僅か1.5%です。今のフラップレス手術はサージカルガイドの使用が必須です。そのガイドが導入された2010年以降でも僅か6%の症例のみです。 歯を失った方の多くは、歯を失うと同時に周囲の骨も失っています。インプラントを行う前に、骨を戻すため切開を伴う「骨造成」や「骨移植」が必要になりますので、このような場合はフラップレス 手術の対象外となります。

「フラップレス」で出来ないの?

 「All-on-4」は人工の歯肉(=歯茎)を人工歯につけるため、骨を若干削除しなければなりません。そのため歯肉の切開は必須となります。 「All-on-4」を希望される多くの方は残存歯があり、それら残存歯を抜歯する事から手術は始まります。そして、抜歯した部位の骨の凸凹を平坦にして、インプラントの埋入になります。よって「フラップレス手術」はあり得ません。

最初から歯が無い無歯顎のオールオン4をフラップレス でしたい

 もともと歯が無い「総入れ歯」の方でしたら「フラップレス手術」が可能な場合もあります。ただし、顎提が平らで、かつ「All-on-4」の人工の歯肉の厚みが十分確保される場合に限ります。「総入れ歯」でも厚みが足りない場合は切開して、骨を削ります。基本的に「All-on-4」は通常のインプラント治療とは全く考え方が違います。通常のインプラント治療は骨を造る事が必須条件ですが、「All-on-4」は真逆で骨を積極的に削ります。

「フラップレス手術」の適用を教えて下さい

 前歯部の抜歯即時埋入はほとんど「フラップレス手術」になります。唇側の歯茎が2mm以上退縮している場合は、外科的に審美形成歯周外科を行う必要があります。 それ以外は、「フラップレス手術」の対象になります。抜歯即時埋入の「フラップレス手術」は多少骨や歯肉が少なくても抜歯した穴から骨造成や歯肉移植を行う事が可能ですので、前歯部の抜歯即時埋入は「フラップレス手術」の適応の最たるものです。

戦略的抜歯とは何ですか?(オールオン4はなぜ歯を抜くのか?)

 保存可能な歯が2~3本あった場合を想像してください。具体的に上顎で左右の犬歯だけ残った状態を想像してください。それ以外の歯はありません。この場合、犬歯を除く前歯4本と左右それぞれの臼歯の3個のブリッジが必要となります。各ブリッジに2~3本のインプラントを要しますので、合計6~9本のインプラントが必要になります。仮に残した2本の天然歯がダメになった場合はさらに人工歯の作り直しになります。All-on-4の場合、4本のインプラントと1つの人工歯にすることができますので、治療後の再設計や人工歯とインプラントの維持を考えると、2本の歯を保存することによって、費用が倍近く上がってしまいます。そのため、あえて抜歯して費用の抑制と良好な予後を得る「戦略的抜歯」をAll-on-4では選択します。

戦略的抜歯の目的は理解しましたが、 費用以外のメリット、デメリットを教えて下さい

 戦略的抜歯は、コストを抑えるだけでなく、審美的にもメリットがあります。インプラントと残存歯が連続する場合は、色や形態の調和を取る事が非常に難しくなります、結果、残存歯にもセラミックを被せたりと、余計な治療が必要になります。 デメリットは、自分の歯が1本も無いという心理的な点だけかもしれません。

「All-on-4」は何故4本なのですか?

 椅子を想像してみてください。3本脚の椅子はありますが、4本脚と比べて安定性に欠けます。 もっと少なく、2本脚、1本脚の椅子は存在しませんよね。つまり、物事の物理的な安定は最低3本以上なのです。3脚の場合、各脚の角度は120度となります。片や4本脚は90度となりますので、側方からの力に対して、4本脚の方が挟角なので抵抗できます。それが4本の理由です。

4本が安定するのは理解しましたが、 5本6本と増やした方がもっと安定するのではないですか?

 本数が多いほど、各脚の角度は狭くなり安定はします。しかし、デメリットもあります。 まず、本数が多いと上部構造の印象や技工制作の過程で、理工学的なエラーが発生しやすくなります。それと、本数が多いと清掃が困難になります。各インプラント間の角度が広いほどブラッシングの清掃はしやすくなるため、6本より4本の方が断然ブラッシングしやすくなります。 3本だと、万が一1本がダメになった時2本では上部構造が装着できなくなります。 4本の場合1本ダメでも270度分はまだ使えますので、上部構造を外す事はありません。 これが、4本が最小本数で最大のメリットがある理由です。

「All-on-4」は戦略的抜歯をすると聞きましたが、 通常「残せない」と言われた歯は抜歯するしかないのですか?

 「All-on-4」は抜歯する事で、審美的メリットや経済的メリットの方が上回る場合が殆んどなので、「戦略的抜歯」をします。 それ以外、つまり「All-on-4」以外では残存歯は積極的に残す努力をします。 割れた歯や、大きな根尖病巣でも先ずは保存を考えます。

抜くしか方法が無いって言われた歯でも残せるのですか?

 そもそもインプラント治療に携わる動機は、天然歯の保存的治療に限界を感じたからです。 また、ヴァージンティース(一度も削った事が無い歯)を積極的に削ってまでブリッジにするのも、良心が痛んでいたのもあります。 インプラントに携わってからも、天然歯を残すべく研鑽を積んでまいりました。 最近では、他院で残せないと言われたのでインプラントにしたい、と来院された方でも当院の精密根管治療で天然歯を残す事が出来、喜びいただいております。